立冬を迎え、暦の上では本格的な冬が始まりました。
丙午(ひのえうま)の年とはいえ、冬はやはり寒いですね。
今年は丙午年。五行では火の気が非常に強まる年です。そのため、良くも悪くも火の五行が運勢に大きな影響を与えている方が多いのではないでしょうか。
実際に、四柱推命の鑑定でも、五行の火が忌神に当たり、火の気が強まることで運気の影響を受けやすくなっている方がいらっしゃいました。
一方で、同じ五行の火の五行が強まることで、喜神運の恩恵を受けられる方もいます。
今回は、今年とても良い仕事運が巡っているにもかかわらず、
「最近ついていないので運勢を見てほしい」と相談に来られた方のお話をご紹介します。
四柱推命の従強格とは?印星が強い人の特徴
今回ご相談いただいた方の命式は、従強格(じゅうきょうかく)でした。
従強格とは、四柱推命における格局の一つで、学問や知識を象徴する印星(偏印・印綬)が非常に強く、喜神として働く格局です。
印星は、知識、学問、思考力、理解力などを表す星です。
そのため、従強格の方は、生まれつき聡明で、次のような素質を持っていることがあります。
- 読書や勉強が好き
- 知識を吸収する能力に優れている
- 物事を深く考えることが得意
- 頭脳を使う仕事や専門的な分野に適性がある
- 学び続けることで能力をさらに伸ばせる
もちろん、命式全体のバランスによっても異なりますが、印星が強ければ強いほど、その人が持つ知性や学習能力が大きな強みになると考えられます。
丙午年は仕事運が良いはずなのに、なぜ不運が続いたのか?
今回のご相談者は、喜神の印星に当たる五行が火である従強格の方でした。
そのため、五行の火が強まる丙午年は、仕事運にとって非常に良い運気が巡っていると判断できます。
ところが、ご本人からは、仕事中のトラブルが重なり、最近ついていないと感じる出来事が続いているというお話がありました。
運気が良いはずなのに、なぜ悪いことが続くのでしょうか。
詳しくお話を伺ってみると、今回のトラブルは、ご本人の不注意や判断ミスなどが原因ではありませんでした。
また、四柱推命の命式や運気から読み取れるような問題でもありませんでした。
確かに、ご本人にとっては災難であり、ついていないと感じる出来事だったと思います。
しかし、今回のトラブルは運気が原因で起きたものではないと考えられます。
そのため、同じようなトラブルが今後も続くとは限りません。
運気が良い時期であっても、思いがけない出来事に遭遇することはあります。すべての出来事を運勢だけで説明できるわけではないのです。
自分の持っている能力を仕事に活かせていますか?
さらにお話を伺うと、ご相談者の職業はドライバーでした。
少し率直なことを申し上げると、せっかく優れた頭脳や知性をお持ちなのに、その能力を最大限に活かせる仕事に就いていないのは、少しもったいないように感じました。
もちろん、ドライバーという仕事が悪いわけではありませんし、ご本人に適性がないと申し上げているわけでもありません。
どのような仕事にも、それぞれの役割や価値があります。
ただ、四柱推命で命式を拝見すると、その人が生まれ持った能力や才能、適性を知ることができます。
今回の方の場合、印星が強い従強格という特徴から、知識や思考力を活かせる仕事、専門性を高められる仕事など、別の分野でも能力を発揮できる可能性があったのではないかと思いました。
せっかく素晴らしい才能を持っているのなら、それをもっと活かせる場所があるかもしれません。
とはいえ、最も大切なのはご本人の気持ちです。
今のお仕事に充実感があり、誇りを持って取り組んでいらっしゃるのであれば、それが何よりだと思います。
喜神運が巡っても、努力しなければ運気の恩恵は受けきれない
今回の鑑定を通して、改めて感じたことがあります。
それは、どれほど良い運気が巡ってきても、自分の能力を活かす努力をしなければ、その恩恵を十分に受けることは難しいということです。
中国式四柱推命では、自分にとって良い働きをする五行や通変星を喜神と呼びます。
そして、喜神が巡る時期は、運気が上昇し、物事が発展しやすい時期と考えられています。
しかし、喜神運が巡ったからといって、何もしなくても自然に成功できるわけではありません。
自分の持っている才能を知り、それを活かせる環境を選び、日々努力や研鑽を積み重ねていくことが大切です。
そうした積み重ねがあるからこそ、良い運気が巡ってきたときに、そのチャンスをしっかりと掴むことができるのではないでしょうか。
今年は丙午年。五行の火が強まることで、大きな恩恵を受けられる方もいれば、反対に苦労が増えやすい方もいます。
ご自身にとって今がどのような運気なのかを知ることも大切ですが、それ以上に、自分の持っている能力や才能を理解し、日々磨き続けることが大切なのだと思います。
良い運気を待つだけではなく、良い運気が巡ってきたときに、その恩恵を最大限に活かせる自分でありたいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

