格局
中国式四柱推命では、命式が出たら最初にやる事は「格局」を出す作業です。
以前のブログでも少し触れましたが、格局とは、型のようなものです。
血液型ならぬ、「四柱推命型」のようなイメージです。
病院でも、手術や輸血前には必ず血液型を調べます。
血液型がわからない状態で、手術に臨む事はありません。
四柱推命でも、まずは格局を出さないと、喜神や忌神もわかりません。
喜神や忌神がわからないのに、才能や資質、運気の良し悪しはわかりません。
四柱推命で検索すると、無料で命式が出せるサイトを見かけます。
ですが、命式や通変星や十二運などは出てきても、「格局」を出せるサイトはありません。
格局は、命式によっては判断がとても難しく、現代のAIでも難しいのではないかと思います。
(試しに「格局判断」と検索してみたら、中国語のサイトしか出てきませんでした。)
命式や行運は、市販の本を読めば誰でも出すことはできます。
ネットで生年月日や生まれた時間、生まれた場所を入力すれば、無料で簡単に命式が出てきます。(流派によって、違いはあるようです。)
本当に難しいのは、出された命式を正しく読み解く事だと思います。
正しく読み解くために、格局を出します。
従格
格局の内の1つである従格の命式は、五行の強さが偏っている命式です。
偏って強い五行が喜神となり、その五行の表す通変星に関する事柄に興味関心を持ち、その道へ突き進む、極める人が多いです。
従神が力強い従格は、カリスマ性があり自分の力で切り拓いていける人です。
一言に従格と言っても、従神の喜神が弱く、命式で良い働きをしていなければ、そこまで良い従格とは言えないので、一概に従格はどの命式でも素晴らしいとは言えませんが、それでも従格の方からは、地頭の良さが感じられます。
主な従格は5つあります。
従旺格
比劫(比肩、劫財)は実行力の星です。
比劫が喜神で強い命式です。
心根はやさしく、正義感が強いです。
積極性があり、リーダーのポジションについて率先して行動するタイプです。
クラスを率先する学級委員のようなイメージです。
やりたいことがはっきりしていると、それに向かって一直線に進んでいきます。
独立心が強く、実行力があるので、チームのリーダーや、経営者などをされる方が多いです。
他人から指図や命令される事を嫌う傾向があり、頑固な面もありますが、安定した落ち着いた性格なので、対人トラブルになる事はありません。
従児格
食傷(食神、傷官)は本能の星です。
食傷が喜神で強い命式です。
親切で、人の手助けをして、感謝される事に喜びを感じます。
お洒落で、センスがよく、綺麗なものや心地良いものを好みます。
表現力豊かで、アイディアや自身のセンス、技術などを認めてもらう事に充実感を覚えます。
また、グルメで、お酒やスイーツなどを好み、美味しいお店を調べて出向いたりします。
人、子供が好きで、お喋り好き、知らない人とも打ち解けるのが早く、コミュニケーション能力が高いです。
マイペースで、協調性はあまりないので、チームワークには向いていない傾向です。
従財格
財星(偏財、正財)は社交性の星です。
財星が喜神で強い命式です。
人付き合いが良く、話し上手なのでコミュニケーション能力が高く、チームをまとめる力や適材適所の采配力があります。
また、理財能力があり、打算的な面があるので、お金、資産の管理や運用に長けています。
会社経営や商売、営業、接客業に向いています。
実は、私はまだ従財格の方とお会いした事がありません。
正確には、「命式をみた限り」なので、格局が従財格とは知らずに従財格の方と関わった事は、もしかしたらあるかもしれませんが。
これから、お目にかかれるのを楽しみにしています。
従殺格
官星(偏官、正官)は忍耐力の星です。
官星が喜神で強い命式です。
忍耐強いので、コツコツ努力できます。
凡人には真似できない所業をやってのけます。
自制心が強いので、感情に振り回される事なく、落ち着きがあります。
従強格
印星(偏印、印綬)は学問、知性の星です。
印星が喜神で強い命式です。
勉強や、読書が好きで、探求心があります。
頭の回転が速く、頭脳労働に向いています。
温厚で優しい性格ですが、プライドが高く、人から良く見られたいと考えます。
偏印が強い命式の方は、創造性が豊かで、アイディア勝負やクリエイティブな分野で活躍される方が多いです。
要領が良いので、そつなく人に頼み事をする事ができます。
従格の方は独自の価値基準があるので、やりたくない事はやりませんが、やりたい事には一直線です。
命式の五行に偏りがある方は、従格の可能性があります。
ですが、従格と判断されるためには条件があり、その条件から外れると偏っていても内格になります。
内格の命式は、なるべく五行が均衡している事が良いとされるので、偏っているにもかかわらず従格にならなかった命式(内格)は、あまり良くない命式と言えます。
内格
格局の内の1つである内格の方は「協調性があり、安定を求める」傾向があります。
公務員や会社員などの安定した職業に向いています。
五行のバランスが安定している方は特にその傾向が強いです。
やりたい事、なりたいものの為にリスクのある挑戦をするチャレンジャーというより、
安定を求めて自分の力量でできる範囲内での試練に臨みます。
無謀な挑戦は早い段階で諦めます。
結婚願望は、強い傾向です。
内格は「身強の内格」と「身弱の内格」に分かれます。
身強の内格
身強の内格は日干が強い命式です。
日干(自分自身)が強いので、我が強い、自己中心的な傾向です。
日干が強ければ強いほど、その傾向が強まります。
日干が弱まる行運が巡ると、性格に落ち着きが出てきて、周りに配慮や気遣いができるようになります。
身弱の内格
身弱の内格は日干が弱い命式です。
日干(自分自身)が弱いので、引っ込み思案で控えめな性格傾向です。
日干が弱ければ弱いほど、その傾向が強まります。
日干が強まる行運が巡ると、意思が強くなり、積極性が出てきて、自分の意見を言えるようになります。
「従格になり損ねた内格」は、
五行が偏っているのに、内格になってしまった命式なので、命式の中に強い五行があります。
その強い五行が、どの五行(木火土金水)なのかは、命式によって人それぞれ違います。
五行のバランスがとれておらず、強い五行の特徴が目立つため、あまり協調性がなく、
人によっては、社交的な感覚が欠けていたり、勘定高かったり、ストレスを感じやすかったり、極端に消極的だったり、誰かに依存してしまったり、必要以上に他人の批判をするようなところが目立つ場合があります。
命式から性格傾向がわかりますが、行運(大運(5年)、年運(1年))の影響を受けて、変化します。
喜神運には長所、良い面が目立ち、忌神運には、短所、良くない面が出やすいです。
持って生まれた性分など、どうしようもない部分はありますが、
自分の欠点を把握して、欠点をできるだけ直そうとする努力はできます。
生き辛さの答えは、命式から解き明かす事ができます。

