先月、主人の祖母が亡くなり、少し慌しくしておりました。
朝食を済ませ、デイサービスのお迎えを待っていた時に倒れたそうです。
一度は心肺停止したものの、救急車を呼び応急処置をしたため蘇生し、主人と病院へ駆けつけた時には意識はありませんでしたが、人口呼吸器をされて心臓が弱々しく動いていました。
医師からは、お昼まで持たないだろうと言われました。
主人は仕事を抜けてきたので私たちは長居できませんでしたが、それでもこれが最期だということはわかったので、耳元でこれまでの感謝を伝えました。
その日のお昼に、亡くなったと連絡がありました。
93歳の大往生です。
倒れてから半日の事でした。
晩年は痴呆が進んでいましたが、情に厚い人で、孫の嫁である私にもとても良くしてくれて、ひ孫に当たる子どもたちの事もたくさん可愛がってくれました。
正直、家で心肺停止した時に、そのまま亡くなっていた方が、おばあちゃんは楽だっただろうなと思います。
蘇生されて、身体にたくさんの管を通された姿は痛々しかったです。
もし私が倒れた現場にいても、驚きや焦り、不安や恐怖で救急車を呼んだと思いますし、それが今の日本の常識です。
病室には親せきが8人集まり、看護師さんには人数の多さに驚かれました。
最期にみんなに会いに来てもらえて、おばあちゃんは幸せだったでしょうか。
今の日本では、ほとんどの方が病院で亡くなりますが、
おばあちゃんは理想的な「ピンピンコロリ」の最期だったと思います。
私の母方の祖母は2年前、くも膜下出血で倒れました。
緊急手術を経て、しばらく会話はできていたそうですが、入院中に今度は脳梗塞を起こし、寝たきり状態になりました。
当時はまだコロナの影響が残っていて、私が面会できた時にはもう意思疎通ができない状態でした。
辛うじて目は開きますが、身体の自由はききません。たまに手が痙攣しています。
会話も食事も、座る事もできません。
胃ろうではなく、鼻からチューブで栄養を摂っています。
月に一度、施設から病院へ通い、チューブを交換してもらっています。
以前は実家の近くで一人暮らしをしていて、毎日実家の犬の散歩へ行き、話す事、食べる事、歌う事が大好きだった祖母の楽しみは全て失われ、毎日天井を眺めるだけの地獄のような日々が続いています。
祖母がまだ元気な時、寝たきりにはなりたくない、そうなるなら死にたいと話していました。
本来なら、口から食事ができなくなった時が寿命だと思います。
望まず生かされる祖母を見ると、胸がいたみます。
今年1月に、エチオピアでは医師による安楽死や尊厳死を許可する法律が議会で承認されました。
スイスやオランダやスペインなど、安楽死(尊厳死)が認められている国がいくつかある一方で、日本は、最期の最後まで点滴をして、苦痛を長引かせる医療が浸透しています。
先月、お昼までもたないと言われたおばあちゃんにさえ、生理食塩水の点滴がされていました。
痛み止めの点滴だけで良かったのではないかと疑問に思います。
(親族が大勢集まる中、私は孫の嫁の立場でしたので何も言えませんでした。)
おばあちゃんは人工呼吸器で苦しそうに呼吸していました。
点滴をしなければ、痰は出ません。
私の父方の祖母は、インフルエンザに感染して入院しましたが、そのまま肺炎になり8年前に亡くなりました。
当時はまだ長男が小さかったので、インフルエンザが流行する時期に病院には行かない方が良いと止められていましたが、祖母の病状が悪化し、もう最期だからと言われて病院へ行きました。
最期に見た祖母は点滴をされ、足がパンパンに浮腫んでいました。
痛々しい姿に、胸が締めつけられました。
その日の夜に亡くなりました。
一部の高齢者施設では、点滴をせず、自然に枯れるように、穏やかに看取られるところがあります。
ご家族が最後まで医療をと望む場合は入院されますが、後悔する事が多いそうです。
死期が近い人は食べないし、飲みません。
自然と水分が少なくなり、苦しまないようにできているそうです。
無理やり点滴をすると痰が増え、肺に水が溜まり、息が苦しくなり、手足は浮腫みます。
肺に水が溜まって、陸にいながら溺死します。
医者の言葉に疑いを持たない人が多いこの国では、家族で意見が割れてもめる事もあるかもしれませんが、延命は場合によっては家族のエゴになります。
人間は、自然の摂理に反する事で、自らの首を絞めているように感じます。
医療の発達により、助かる命が増えたのは事実ですが、妄信するのは恐ろしい事です。
スーパーへ行けば、身体を冷やす作用のある夏野菜が、真冬だろうと季節に関係なく簡単に手に入ります。
自然に逆らう事で、不調を来している事に気がついていない人が多いです。
四柱推命もまた、四季があり、自然の法則に基づいた学問です。
人間も自然に生かされている、自然の一部という気づきになりましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

