従格

四柱推命

「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」というテレビ番組をご存知でしょうか。

 

興味のある事、好きな事を徹底的に追及する、大人顔負けの知識を持った子供達が「博士ちゃん」として出演して、それぞれの分野で奥深い世界を教えてくれる番組です。

 

一つの事に熱中し、飽きることなく探求し続ける事ができるのは、すごい事だと思います。

夢中になって、ひたすらに探究していく「博士ちゃん」たちは、ただ者ではありません。

みんな独学で、自分なりに考えて調べています。

しかも、考えや意見がしっかりとあり、堂々と発言できる博士ちゃんたちは素晴らしいです。

 

番組で活躍する「博士ちゃん」たちの命式をみていないので、これはただの私の予想(妄想?)ですが、出演する子供たちは、「従格」の子が多いだろうなと思います。

 

以前のブログでも少し触れましたが、格局は「内格」か「従格」に分かれます。

 

従格の命式は、五行の強さが偏っている命式です。

偏って強い五行が喜神となり、その五行の表す通変星に関する事柄に興味関心を持ち、その道へ突き進む、極める人が多いです。

従神が力強い従格は、カリスマ性があり自分の力で切り拓いていける人です。

 

一言に従格と言っても、従神の喜神が弱く、命式で良い働きをしていなければ、そこまで良い従格とは言えないので、一概に従格はどの命式でも素晴らしいとは言えませんが、それでも従格の方からは、地頭の良さが感じられます。

 

以前、従児格と従強格については前のブログで触れましたが、主な従格は5つあります。


従旺格(じゅうおうかく)

比劫(比肩、劫財)は実行力の星です。

比劫が喜神で強い命式です。

心根はやさしく、正義感が強いです。

積極性があり、リーダーのポジションについて率先して行動するタイプです。

クラスを率先する学級委員のようなイメージです。

やりたいことがはっきりしていると、それに向かって一直線に進んでいきます。

独立心が強く、実行力があるので、チームのリーダーや、経営者などをされる方が多いです。

他人から指図や命令される事を嫌う傾向があり、頑固な面もありますが、安定した落ち着いた性格なので、対人トラブルになる事はありません。


従児格(じゅうじかく)

食傷(食神、傷官)は本能の星です。

食傷が喜神で強い命式です。

親切で、人の手助けをして、感謝される事に喜びを感じます。

お洒落で、センスがよく、綺麗なものや心地良いものを好みます。

表現力豊かで、アイディアや自身のセンス、技術などを認めてもらう事に充実感を覚えます。

また、グルメで、お酒やスイーツなどを好み、美味しいお店を調べて出向いたりします。

人、子供が好きで、お喋り好き、知らない人とも打ち解けるのが早く、コミュニケーション能力が高いです。

マイペースで、協調性はあまりないので、チームワークには向いていない傾向です。


従財格(じゅうざいかく)

財星(偏財、正財)は社交性の星です。

財星が喜神で強い命式です。

人付き合いが良く、話し上手なのでコミュニケーション能力が高く、チームをまとめる力や適材適所の采配力があります。

また、理財能力があり、打算的な面があるので、お金、資産の管理や運用に長けています。

会社経営や商売、営業、接客業に向いています。

実は、私はまだ従財格の方とお会いした事がありません。

正確には、「命式をみた限り」なので、格局が従財格とは知らずに従財格の方と関わった事は、もしかしたらあるかもしれませんが。

これから、お目にかかれるのを楽しみにしています。


従殺格(じゅうさつかく)

官星(偏官、正官)は忍耐の星です。

官星が喜神で強い命式です。

忍耐強いので、コツコツ努力できます。

凡人には真似できない所業をやってのけます。

自制心が強いので、感情に振り回される事なく、落ち着きがあります。


従強格(じゅうきょうかく)

印星(偏印、印綬)は学問、知性の星です。

印星が喜神で強い命式です。

勉強や、読書が好きで、探求心があります。

頭の回転が速く、頭脳労働に向いています。

温厚で優しい性格ですが、プライドが高く、人から良く見られたいと考えます。

偏印が強い命式の方は、創造性が豊かで、アイディア勝負やクリエイティブな分野で活躍される方が多いです。

要領が良いので、そつなく人に頼み事をする事ができます。


どの従格でも、従格の方は独自の価値基準があるので、やりたくない事はやりませんが、やりたい事には一直線です。


命式の五行に偏りがある方は、従格の可能性があります。

ですが、従格と判断されるためには条件があり、その条件から外れると偏っていても内格になります。

 

内格の命式は、なるべく五行が均衡している事が良いとされるので、偏っているにもかかわらず従格にならなかった命式は、あまり良くない命式と言えます。

ちなみに私の命式もそのタイプです。泣

自分の命式について知った時はショックでしたが、自分の欠点や弱い部分を知る事ができると対策ができるので、今では知る事ができて良かったと思います。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。