お互いの日干の相性
命式の日干には、何れかの十干が当てはまります。

簡易的ですが、日干同士の干の関係から相性がわかります。
干合する干
干と干がくっつく、「干合」というものがあります。
強い磁石のようなイメージでしょうか。
お互いの日干同士が干合する関係だと、相性が良い事が多いです。
干合の組み合わせは下記の通りです。

ちなみに、私の日干は「壬(陽の水、海、川)」なのですが、学生の頃から20年以上仲の良い友人の日干は「丁(陰の火、地上の火)」です。
丁と壬は干合になる関係ですので、仲が良い事にも納得ですね。
良い関係の干
十干はそれぞれ、自然の要素を表しています。
相性が良い関係もあれば、良くない関係もあります。
例えば、「己と壬」は、己(陰の土、田んぼ、畑)が壬(陽の水、川)を濁すため、良くない関係とされています。川がドロドロになってしまうイメージです。
「壬と辛」は、壬(陽の水、川、湖)が辛(陰の金、宝石)を綺麗に洗って輝かせるため、良い関係とされています。以前のブログでも紹介させて頂いた、「珠玉陶洗」の関係です。
日干が喜神か、忌神どちらかによって、日干同士の強める関係、弱める関係のどちらが相性が良い関係になるのかは変わります。
日干が忌神で強い人は、弱めてくれる干が日干になる人が良い相性になると考えられます。
ちなみに、主人の日干は「丙(陽の火、太陽)」なのですが、私の日干「壬(陽の水、海、川)」を照らしてくれる良い関係です。
私の命式は、冬の寒々しい命式なので、丙(陽の火、太陽)はとてもありがたい存在です。
日干は、生まれた時間がわからなくても出る部分ですので、簡易的な相性診断ができます。
ですが、命式によっては例外もあります。
生まれた時間を考慮せずに出した命式は、日干が違う場合もあります。
やはり、生まれた時間と場所から、正しい命式を出して、きちんとみる事が大切です。
また、相性が良いとしても、これからどちらか、もしくはお互いに忌神運が待ち受けていて、
人間関係や金銭関係など何らかのトラブルの可能性がある場合に、関係性に変化が生じる事も考えられます。
日干だけでなく、命式全体、行運なども確認する事で、より詳しく知ることができます。

